ワールド・エクスプローラー [world explorer] 世界を拓く人

ドゥーガル・ディクソン&ジョン・アダムス「フューチャー・イズ・ワイルド」

本の強み+テレビのメリット。

ジョンはテレビ業界の人間でありながら、実は本好きである。テレビ番組より、深く広い知識を自分のものにできるからだ。でも同時にジョンには、もともと興味のない人をも振り向かせたいという気持ちがあった。
ジョン 科学がとりたてて好きではないという人に科学の面白さを伝えるには、人が楽しめるような作りでなくてはならない。テレビなら、興味も関心もない人も「エンターテインメント」として楽しみながら見られますよね。だから、この企画には本とテレビ番組の両方が必要だったんです。
テレビにおいても書籍においても、コンピューター・グラフィックス(CG)の見事さが際立っているが、上質なCGを駆使した作品を作るためには大量の資金と時間が必要だ。
このプロジェクトには900万ドルがかかっている。映画を一本作れるほどの規模だ。製作には2年4ヶ月の月日を費やした。スタッフ総数は70〜80名、うち半数以上がアニメーションスタジオのスタッフだった。

動物があれほどリアルな理由。

ジョンは以前、『アイ・ウィットネス』というシリーズ本のテレビ番組化を手がけている。文字にあまり頼らず、イラストや写真をふんだんに使って、「クジラ」「化石」「イヌ」など、ある一つのテーマをわかりやすく解説するビジュアル百科だ。この映像化プロジェクトは、『フューチャー・イズ・ワイルド』に大きな財産を残してくれた。
ジョン テレビ版『アイ・ウィットネス』のグラフィックデザイナーたちは非常に優れたセンスの持ち主で、エミー賞を受賞しています。BBCの動物ドキュメンタリーを代表するプロデューサー、アッテンボロー氏にも協力しています。その彼らを『フューチャー・イズ・ワイルド』に引き込みました。
アニメーションの技術は、日々進化していた。とりわけ、実写さながらの恐竜映画『ジュラシック・パーク』で使われたCGは、それまでの水準を明らかに超えていた。
ジョン ですから『フューチャー・イズ・ワイルド』を作り始めたとき、皮膚を描くのは、技術的には比較的簡単になっていました。でも僕たちが描くのは恐竜ではありません。毛や、羽根や、ウロコがある動物たちです。関節を曲げるときや風が吹いてきたとき、体の表面はまったく違う状態になるのです。
皮だけの動物を描くのに比べたら、膨大な量の作業が余分に必要です。でもそれをやってこそ、より本物らしく見せるチャンスが生まれるんです。
サイトご使用条件 |  個人情報保護ポリシー |  委託放送事業者
Copyright(c) 2004-2008 Discovery Japan,Inc
Copyright(c) 2004-2008 Animal Planet Japan Co.,Ltd.