エベレスト 登山家プロフィール
隊長
ラッセル・ブライス(ニュージーランド出身)
彼の会社、ヒマラヤンエクスペリエンス社のため登山隊を率いる隊長であり、エベレスト歴は25年。妥協を許さない隊長で、すべての角度から登山を監視する。2006年の登山シーズンが始まるまでに、137人を無事登頂させてきた。
しかし、最も近しい友人をエベレストで失った経験もある。命の保障など無いことを彼は知っている。「私の人生の中で、友人の8割が登山中に亡くなった。これだけ長生きできているのは幸せだ」と語る。
ハリウッドのバイク乗り
ティム・メドヴェッツ(アメリカ出身)
カリフォルニア州ハリウッドでハーレーダビッドソンバイクの設計を手掛ける、面白いことが大好きな危険をも顧みない男。ギリギリになって登山隊に加わることになったため、登山費用をリュックに入れて持ってきた。
約2メートルの高身長や、瀕死のバイク事故が原因で取り付けた脊髄、足関節、頭蓋骨の一部を固定する金属製のプレートやピンが、登山には決定的なあしかせとなっている。
ERの医師
テリー・オコーナー(アメリカ出身)
オレンゴン州ポートランド出身。緊急治療室担当医であり、高山病の専門医でもある。
愛山精神と、彼を必要とする仲間を支える気持ちから、今回、個人としての目標である頂上征服を目指すと同時に、医師として登山隊に従事。登山隊の中でただ一人の医師として、治療や救助活動に携わった。
義足の登山家
マーク・イングリス(ニュージーランド出身)
両足切断というハンディを負う障害者として、初のエベレスト登頂を目指す。1982年、ニュージーランドの最高峰マウントクック登頂中の吹雪が原因で、凍傷を負った両足を膝下から切断。だが、切断以降もマウントクックに登頂。
サイクリング種目でパラリンピックに出場し、銀メダルを獲得。「肝心なことは、人生において難しすぎるものは何もないと常に分かっておくことである」。「やってみるまで分からない」と語る。
慢性喘息をおして挑戦
モーンズ・イェンセン(デンマーク出身)
慢性喘息を患いながら、酸素補給なしでエベレスト登頂を目指す。山のない国デンマーク出身でありながら、教師から転じてプロの登山家に。
2005年にエベレスト征服を目指すも、つま先の凍傷のため山頂まであと400メートルという地点で下山しなければならなかったという苦い経験を持つ。
L.A.の消防士
ブレット・メレル(アメリカ出身)
カリフォルニア州ロサンジェルス出身の消防士。同時多発テロで命を落とした同僚に敬意を表するため、頂上に国旗を掲げる決心をしている。今回は2回目の挑戦。2005年の登山では、8日間、睡眠もとらずに登り続け、キャンプには辿り着いたものの、その先を続けることが出来なかった。
彼は以前、自宅を抵当に入れ、ハーレーを売って、登山費用を工面した。今年は、友人の後援者が資金を提供してくれている。
レバノン人の会社経営者
マックス・チャヤ(レバノン出身)
経験豊富な登山家。2006年始めまでに、エベレストを残し、南極と北極を含めたすべての大陸で最高峰の山を征服してきた。
現在、レバノンでアウトドア用品を扱う会社を所有している。今年エベレストを征服すれば、レバノン初の登頂成功者となる。



